2016年1月16日土曜日

今、実現できることを求める。

気分のいいときだけ筆を持つかというと、そうじゃない。憂鬱な日は憂鬱なときにしか描けない絵を描きたいのね。

美術家の篠田桃紅さんのお言葉だそうです。


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先日、横浜美術館に行って、中島清之さんの絵を観てきました。
感じたことは、60歳を超えて明らかに画風が変わったこと。
思い切りのいい絵を描かれている印象を受けました。
若い頃には、若い頃にしか描けない絵が。老いたら、老いたときにしか描けない絵があると思うんだよね。

盛者必衰という言葉があります。
栄えたものは、いずれ必ず衰えて滅びるという意味です。
暖かい夏がいつまでも続くかというと、そうではなくて、いずれ必ず冬になるよね。
栄光の時期があると同時に、そうではない不遇の時期も必ずあるんだよね。

不遇の時期とか、衰退って言葉は、ネガティブな印象を受けがちだけれど、決してそうではないとブイチは考えています。
冬の時期にしかできないことや見れないものってあるでしょ?スキーとか雪景色とかさ。
過ぎ去った夏のことばかり考えて、今できることを追求しないのはもったいないよね。
自分が活躍していた過去ばかりふりかえって、今やこれから何を実現できるのか考えないのはもったいないよね。

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読んでくれてありがとさん!!